第12工程。ラストスパートです。
ここで日本酒生産工程における2度目の濾過工程になります。
日本酒には米麹の中の糖化酵素が溶存し、火入加熱と冷却操作により白濁現象(白ボケ)や時におりとなって沈殿するそうです。これを防止するため、瓶詰め前に熟成した原酒を調合したものを調整のため再度活性炭を投入し撹拌。おり下げ剤にて凝集沈殿させた後、2次濾過するそうです。
これであの透き通った清らかで滑らかな日本酒が出来上がるんです。たまらなくいい匂いとともに。湯飲みを片手に出来上がった新酒をいただきに酒蔵内を歩いて行くだけで、正直酔っ払う人もいるんじゃないかなぁ・・・
第8工程。
通常、仕込後20~30日間並行複発酵を繰り返したもろみは成分が整って酵母の働きも落ち着いてくるそうです。そしてフィルタープレス(通常、槽とよばれます)にて清酒と酒粕にわけられるそうです。
この工程、昔の職人さんはどうやって行っていたのだろうか。ほぼ全ての工程を、当たり前のように通り過ぎてきたけれど、技と勘で受け継がれたとも思われる日本酒、昔の物が飲んでみたい。
そういえば酒粕も最近ではいい値がつけられ、なかなか我が家では見かけることも少なくなりました。幼い頃は、粕汁を美味しそうに飲む母が臭くて近寄る事ができませんでしたが、今では寒い冬に欠かせないモノとなりました。
自動販売機に入った時には少しショックでしたが・・・
第7工程。
ここにきていきなり時代の流れが変わります。
こちらの酒造会社では仕込~もろみ~上槽までの間を自動制御にて品温管理しておられます。これにより昼、夜を問わず品温を制御できるそうで、もろみの早湧きや冷え込みがなく酒質の向上に役立っているそうです。
少しショックでしたがおっしゃる通り。コノ仕事はどんなに熟練された職人でもコンピュータ制御にはかないませんね。年老いた職人さんから若い兄さんにバトンタッチ。この光景もなかなか良いものです。
きっとどこの酒造会社も文明の利器に頼らずにはやっていけない時代でしょうな。
日本酒ができるまでの工程。本来なら酒米ができるまでの工程も学ぶべきだがとりあえず・・・酒造会社における第1工程から。
日本酒の原料になる酒米は玄米から精米されるそうです。通常の食用米(飯米)は90%程度の精米ですが、酒米はそれよりも多く磨き、高級酒である大吟醸等になると50%を下回ることも多々あるらしいです。
米の外側に比べ中心部に米のうまみ成分であるデンプン質が多く含まれることを最大限活用するため、極限まで磨きあげられるそうです。
磨き終わった酒米は玄米の半分程度の大きさになっていました。実家の父が酒米は高いと言う理由がわかりました。